コラム

コラム2015年08月「季節限定カブトムシ・クワガタ部〜OTとボクと、時々、クワガタ〜」

最初にクワガタ部の事実上主将K藤さんから今回の対決の話を聞いた時、ボクはすぐに江別市内での大物一点張りを心に決めました。

OTとボクと、時々、クワガタ

こういう戦いに臨む際、ボクは「いかに作業療法士(以下OT)らしく戦えるか」を考えます。というか、考えてしまうのです。
OTは治療プログラムの中でレクリエーションや手作業等を積極的に取り入れます。そのため、他職種からは「OTなら何か変わったことをするのではないか」「ちょっとひと工夫加えてくるのではないか」と思われているのではないか、という気がするのです。同じOTの仕事をしている人なら、そんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。あるいは、ただのボク個人の被害妄想なのかもしれませんが。

OTとボクと、時々、クワガタ

ただ、ボク個人的なことを言えば、自分は特別発想が豊かでもないし、手先が器用だとも思ったことがありません。後者に関してもっと言うと、ボクはOTの仕事を始めるようになるまでは、自分は不器用な人間だと思って生きてきました。これはおそらくボクの両親も同じように思っていたのではないかなぁと思います。小さい頃、一人で簡単なプラモデルも組み立てることができなかったし、図画工作の授業では作品を仕上げるのに人より多くの時間が必要でした。その傾向はOTになるための学校に通っている間も変わらず、授業で物作りがあるたびに他のクラスメイトよりも遅くまで学校に残って作業をしていました。名前を書いて作品を提出する際には、一緒に終了時間も添えて書いて出したものです。そして時間がかかるからといって他の人より素晴らしい作品ができるわけでは決してなく、むしろ平均かそれ以下なのです。特に小中学校ぐらいまでは、図画工作の授業は苦手な部類に入りました。今でも人より時間がかかる傾向は変わらず、例えば手を洗うとか、ご飯を食べるとか、着替えるとか、そういったなんていうことのない日常動作でさえも、僅かな差ではあれ、他の人より早くはないのです。ボクにとっての、いわゆるコンプレックスみたいなものなのです。

OTとボクと、時々、クワガタ

そんなボクがなぜOTになろうなんて考えたのか。まぁ理由は一つではないのですが、そのうちの一つには「ボクのような、人より不器用な人間なら、できない人の気持ちが少しは分かるのではないだろうか」と思った、というのが挙げられます。そんな思いは、OTになるための学校に入って、実習とかに出させてもらうようになって、ボクの不器用さなど全く取るに足らないほど障がいで苦しんでいる方を見て、いかに自分の考えが浅はかであったかを痛感させられる結果となるのですが。

OTとボクと、時々、クワガタ

そんなどうでもいい話はいいとして…。
…ん?OTのスタッフルーム内にクワガタらしき姿が…。

OTとボクと、時々、クワガタ

こ、こいつは、K藤主将たちが「北海道にはほとんどいないはずだ」と言っていたオオクワガタではないですか!?しかもかなり大きいですね!
「大きさは…、ボクの見立てだと14.8㎝はありそうだよ、OT99号くん(仮名)!」
「…はぁ、よかったですね。」
むむ、飛び立って壁にくっついたではありませんか!
「ちょっとOT1000号さん(仮名)、そのクワガタ捕まえてみて!…一生のお願い。」

OTとボクと、時々、クワガタ

「…こうですか?」
「そう。そんな感じ。」
リハビリテーション課の若手の活躍もあり、見事オオクワガタを捕獲です。

OTとボクと、時々、クワガタ

えーっと、得点の配分は…、

種類オスメス
カブトムシ103
クワガタオオクワガタ700100
ノコギリクワガタ長歯型(弓型)10010
その他50
ミヤマクワガタ155
アカアシクワガタ52.5
コクワガタ52.5

おぉ!?オスだから700点じゃないですか!?これで優勝は決まったようなものですね!
…しかし、この得点配分、改めて見てみると一部小数点が入っていますね。この小数点以下にどれほどの意味が込められているのでしょうか。気になります。

ともあれ、最初に言ったように、ボクの江別市内での大物一点張り作戦は功を奏したわけですね!
一点張り…。一点…、え、1点ですか?

OTとボクと、時々、クワガタ

〜 〜 〜 * * * 〜 〜 〜

捕獲種類別ポイント表

種類オスメス加藤長友澤口山平備考
順位3124
カブトムシ103263100



オオクワガタ700100000850
ノコギリ
クワガタ
長歯型
(弓型)
100100000
その他50000
ミヤマクワガタ15550000
アカアシクワガタ52.50000
コクワガタ52.515500
その他300950200前半いい話
-750-999クワガタ展示忘れ
9130821051 

〈ルール〉
※同点の場合、オスの点数が高いほうが勝ち
※同種のオスメスを両方捕獲⇒ポイント2倍
※人脈を活用して他の人から貰うのはOK
(プライドが許すのならば)
※購入するのは×

【気になる(?)最終結果…】
いや…もうどうしたらいいのか分かりませんが…。最終的に「他の部員が捕獲したカブトムシ・クワガタの展示を忘れ、自分の作品だけ展示する。」という暴挙に出たことへの抗議を含めて大量減点としています。

ただでさえ活動内容に「カブトムシ・クワガタ」度合いが薄いのに、夏祭りの展示まで忘れられたら…

1.カブトムシ・クワガタはそれほど捕獲できず、 2.カブトムシ・クワガタに情熱を燃やした人はほとんどおらず、 3.(生きた)カブトムシ・クワガタは全く展示されない、

の三重奏となり、何のためにやったんだかが全く分かりませんから。

そして最終結果は…支笏湖畔でシュアな戦いを見せた長友部員の優勝となりました。

OTとボクと、時々、クワガタ
【優勝賞品も経営戦略部経費(自腹)】
とりあえず各部員がコラムを提出してくれたおかげで戦いっぽくなりました。最後の締めくくりということで、カブトムシ・クワガタ部の必需品「昆虫ゼリー」を1年分(50個入り)用意しました。

OTとボクと、時々、クワガタ
【表彰式】
部屋でまったりとしていた長友部員に景品を贈呈します。「ウグイで優勝していいんですか!?」と、優勝と聞いて驚きを隠せない様子でした。

OTとボクと、時々、クワガタ
【2度撮影しましたがどっちも目をつぶっていました。】
優勝者の弁を求めると、「次こそはニジマスゲットします!」とのこと。いや…やはりあなたも釣り部ですね?

〜 〜 〜 * * * 〜 〜 〜

という訳で、勢いのみで始めた「カブトムシ・クワガタ捕獲対決2015」は、企画の内容はともかくとして立派な4部作となりました。個人的には「カブトムシ・クワガタ捕獲」は短い夏の一つの楽しみ方だと思うので、何らかの形で来年も企画出来たらな〜と思います(釣り対決になる可能性の方が高そうですが…。)。

では皆さん、また来年!!

(文・写真:クワガタ部末席)

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