コラム

コラム2013年04月『4月の作詞』

遅咲き桜

あなたが好きでどうしようもなかった あの頃のこと懐かしく思い出す
今の街では四月でも雪が残り まるで私の心の中みたいで

随分悪いこともしましたね
愛と呼ぶにはあまりにつたなく 独り善がりな想いだけど

窓を開けて風を入れて 春の空気胸一杯吸い込んで
それでもまだあなたを好きな 私ならばきっとそれでいい


あなたが誰をあの頃見つめてたか 私一人が気づいてた秘密です
花が薫れば想いは風にたゆたい 陽射しはやがて雪解け水に輝く

言いたいことの半分も言えず
でももしかしたらちゃんと全部 伝わってる気もするし、不思議

時は流れ夢も醒めて 今の暮らし精一杯背負い込んで
それでもまだ私の好きな あなたでいてくれたら嬉しい


懐かしき日々 幸せの名残り
遅咲きの恋桜 散り急ぐな

窓を開けて風を入れて 春の空気胸一杯吸い込んで
それでもまだあなたを好きな 私ならばきっとそれでいい

Written by 福場将太

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