コラム

コラム2015年06月「6月の作詞 比治山恋風味」

比治山恋風味

あなたの面影残るあの木陰のベンチ
恋はいつも楽しいけれどなかなか続かない
あなたにもらったテレカ 生徒手帳に挟んだ
実は今も好きなんだけどあなたは翠町

あの頃の男女交際なんて所詮お遊びだわ
本当に大切なのはまだ自分だった

六月の雨がやみゃ私も泣きやみましょう
あの山の向こう側に青空は隠れてる
比治山に虹かかりゃ私も微笑みましょう
もう一度私らしく楽しく誇らしく生きていく


あなたが教えてくれた川べりの帰り道
風は今日も優しいけれどあなたは翠町

あの時の口約束なんて所詮戯言だわ
本当に大切なのはまだ自分だった

五番線が動き出す 景色がそっと移ろう
吊り革が振り子のようにお揃いで揺れている
黄金山に夕陽が射し黄金色に輝いて
いつまでも傷が残る愛しいこの街で生きていく


六月の雨がやみゃ私も泣きやみましょう
あの山の向こう側に幸せが待っている
比治山に虹かかりゃ私も微笑みましょう
もう一度私らしく楽しく誇らしく生きていく

(written by 福場将太)

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